根管治療とは|姫路市・たつの市の『ひめじオリビエ歯科クリニック』

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〒670-0061 兵庫県姫路市西今宿3丁目7番10号診療時間:9:00〜12:30/13:30〜17:30休診:木曜日(各月第3木曜日は矯正日)・日曜日・祝日
根幹治療とは

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根管治療とは

根管治療とは

根管治療とは
根管治療とは、歯の根っこの中に存在している根管をきれいに清掃する治療です。
根管は、歯の神経と血管から構成されている歯髄が収まっている場所で、髪の毛ほどの細さしかありません。
その中は複雑に入り組んでいる場合もあり、肉眼では入り口付近しか確認することができないのです。
しかも根管の壁は傷つきやすいことから、ドリルで大きく削ることも許されない。
そんな繊細な処置を求められるのが歯の根の治療である根管治療です。

根管治療が必要なケース

根管治療は、次のようなケースで必要となります。
  • 歯の神経が細菌に感染している

    歯の神経が細菌に感染している
  • 外傷などで歯の神経が露出した

    外傷などで歯の神経が露出した
  • 歯髄炎の症状がある

    歯髄炎の症状がある
  • 歯髄壊死、歯髄壊疽の状態にある

    歯髄壊死、歯髄壊疽の状態にある
  • 根尖性歯周炎を発症している

    根尖性歯周炎を発症している
この中でひとつでも当てはまる症状がある場合は、根管治療が必要となりますので、姫路市・たつの市にお住まいの方はひめじオリビエ歯科クリニックまでご相談ください。

歯を残す事の重要性

歯を残す事の重要性

根管治療は、歯を残すための最後の手段です。 上記の症状に当てはまっているにも関わらず根管治療を行わなかったら、歯を失うことになります。
私たちの歯は再生することがない器官であり、一度失うともう二度と元の状態に回復することはないのです。
欠損部を入れ歯やブリッジ、インプラントで補うことはできますが、天然歯が持つ審美性・機能性・耐久性・生体安全性を忠実に再現できる方法は存在していません。
歯を残す事の重要性

歯髄を温存する治療

歯の神経と血管からなる歯髄は、適切な治療を施すことによって温存できる場合があります。
専門的には「歯髄保存療法(しずいほぞんりょうほう)」と呼ばれる方法です。
  • 歯髄保存療法とは

    歯髄保存療法とは

    歯髄保存療法とは、何らかの理由で口腔内に露出したり、歯髄炎を起こしたりした場合に適応される治療法です。
    歯髄に消炎作用が期待できる薬剤を塗布し、外からの刺激が加わらないような状態に保護します。
    歯髄保存療法は極めて高度な治療法であるため、歯の状態によっては成功しない可能性も十分にあります。
  • 歯髄が温存できるケース

    歯髄保存療法は、次のようなケースに適応できます。
    • 細菌感染を伴わない歯髄炎(可逆性歯髄炎)

      細菌感染を伴わない歯髄炎(可逆性歯髄炎)
    • 歯科治療中の偶発的な歯髄の露出

      歯科治療中の偶発的な歯髄の露出
    • 外傷による歯髄の露出がわずかで時間があまり経過していない

      外傷による歯髄の露出がわずかで時間があまり経過していない
    こうしたケースでは、歯髄を温存できる可能性が高いです。
    外傷によって歯が欠けて歯髄が露出した場合は、1分でも早く歯科を受診するようにしてください。

歯の神経を取る治療

初めての根管治療では、最初に歯の神経を取る必要があります。
  • 根管治療で歯の神経を取る場合について

    根管治療で歯の神経を取る場合について

    歯の神経を取る処置を抜髄(ばつずい)といいます。
    抜髄の対象となるのは、保存が不可能と判断された歯の神経で、専用の器具を用いて取り除いていきます。
    歯冠側の歯髄は、超音波切削器具を使用して必要最小限に削るようにして除去し、根管内の歯髄はニッケルチタンファイルと呼ばれる器具で抜き取ります。
    抜髄の際には必ず局所麻酔を施すことから、痛みを感じることはありませんのでご安心ください。
    歯の神経をきれいに取り除いてから、根管内の清掃へと移行します。
  • 神経を取るケース

    神経を取る処置が必要となるのは、次に挙げるようなケースです。
    • 歯髄に炎症が起こっている

      歯髄に炎症が起こっている
    • 根尖性歯周炎を発症している

      根尖性歯周炎を発症している
    • 歯が欠けて歯髄が露出している

      歯が欠けて歯髄が露出している
    • 歯髄が死んでいる

      歯髄が死んでいる
    • 歯髄が腐敗している

      歯髄が腐敗している
    上記の症状があってもケースによっては歯髄を保存できる場合もあります。
歯の神経を取る治療

再根管治療

歯の神経を抜いた上で根管治療を行っても、適切な効果が得られない場合もあります。
そうしたケースでは「再根管治療」が必要となります。
  • 再根管治療とは

    再根管治療とは

    再根管治療とは、過去に受けた根管治療が失敗した場合に行うものです。
    抜髄をして根管内を清掃後、充填まで行ったけれど、歯の根の症状がなくならなかったり、数年間に治療した歯に再び症状が現れたりした場合に適応されます。
    再根管治療では、もうすでに土台が作られ、被せ物を装着し、根管内にもガッタパーチャなどの材料が充填されているため、それらを取り除くことから始めなければなりません。
    根管内の状態も悪くなっていることが多く、初回の治療よりも難易度が高くなります。
  • 再根管治療が必要になるケース

    再根管治療は、次に挙げるようなケースで必要となります。
    • 根管治療を行ったけれど症状が改善されない

      根管治療を行ったけれど症状が改善されない
    • 過去に根管治療を行った歯に痛みなどの症状が出てきた

      過去に根管治療を行った歯に痛みなどの症状が出てきた
    • 根管治療を中断していた

      根管治療を中断していた
    日本の保険診療の根管治療は、成功率が低くなっています。
    諸外国における初回治療での成功率が90%程度であるのに対し、日本は30~50%程度にとどまっています。
    そのため上記のようなケースで再根管治療が必要となるケースは珍しくありません。